幼なじみ
自分のための時間
昨日は仕事をお休みして、自分のための時間。
直前まで悩んだけど、読書会に参加することにした。
いつもと違う場所、初めて会う人、初めて開く本
しかも読書会のタイトルには「経営者のための」とついている。
自分が参加してもいいのかなとか、
昼間だし仕事はどうしようかなとか考えた。
でも、いつもすぐ近くにいるファシリテーターさんが、
どんな風に読書会を進めるのか、
本屋さんでの読書会にはどんな人が集まるのか気になって
参加することにした。
ちらし寿司
読書会は午後からだったので、普段とは違う時間に駅についた。
ふと目に入ったのが幼なじみが板前をしている
割烹料理やさんのランチメニューの看板だった。
彼のお店に行ったのはもう7~8年前。
「こんなタイミングあまりないよな」と思い迷わずお店に向かった。
カウンターの向こうにいた幼なじみは、
数年前に会った時よりすごーく立派になっていて、
でも久しぶりに会った私を笑顔で迎えてくれた。
「おーー、元気?」
お店に入る前はちょっと緊張したけど、
彼の笑顔にほっとした。
「元気だよ、久しぶりに来てみた!」
彼がにぎりよりちらし寿司がおすすめだよとすすめてくれたので、
ちらし寿司を注文。
「ヤッサン」を読んだばっかりで、
美味しいものを食べたいって思っていたので嬉しかった。
「私」を知っている
ちらし寿司を作りながら、この数年間にあった出来事を聞いてくれた。
ほんの少し話しただけなのに、
あっという間にいろいろなことを理解してくれた。
「昔っから気にしないように見えて、
いろいろと気にするタイプだったもんな」
子供の頃から私のことをそんな風に見ていたということにびっくり。
次のお客様が来るまで、
家のこと、家族のこと、昔の友達のこと、
短い時間だったけれどいろいろなことを話した。
小さい頃の私を知っている彼は、
数年ぶりに会っても、私にどんなことがあっても
ずっと変わらない気持ちで見ていてくれる。
「俺もおまえも、どんな人の前に行っても動じないだろ。」
その先の言葉はなかったけど、
その言葉で一気にエネルギーがチャージされた。
あの頃はわからなかったけど・・・
小学校、中学校といつも近くにいて、
高校になって離れ離れになって、
それでもしばらくの間は忘れることができなかったのは、
私のことをちゃんと見てくれている人だったからなんだなと
今さらながらわかった。
あの頃は、背が高くて優しくて、
サッカーをしているところがかっこよくて・・・
っていうのが、彼を思う理由だと思っていたけど
きっともっと違うところで惹かれていたんだろうなと思った。
私は私。
ちょっと元気がなくなっていたところだったけど、
今日からまた元気いっぱいの私になった。