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リストラを言い渡す側と言われる側の気持ち ‐ 君たちに明日はない 垣根 涼介 ‐

リストラを言い渡たす側と言い渡される側の気持ち

今日の読書日記はこちらの本。

 

君たちに明日はない
垣根 涼介

君たちに明日はない (新潮文庫)

 

久しぶりの小説です。

タイトルからインパクトがあるこの本。

どうしてこのタイトルなのか?

それは、この本の主人公がリストラ業務を請け負う社員で、

この本の中で、次々とリストラを言い渡すから。

 

主人公の真介はクールなイケメン。

業種も会社も異なるいろいろなリストラ対象者に

次々とリストラを言い渡す。

 

言い渡す側と言い渡される側の駆け引きがこの本のおもしろいところ。

 

その人の人生を変えるようなことを言い渡す真介。

真介は淡々としているようだが

実は彼なりに人に対しての敬意を表している。

でもリストラを言い渡される側はそんなことは知る由もない。

究極の選択を迫られる時、人はどうなるのか?

何を考え、どんな言葉を発するのか?

 

この本では5人のリストラ対象者が登場するが、

5人ともそれぞれに仕事への想いがある。

 

暗い話題のはずなのに、

読んでいても暗い気持ちにならず、

むしろ仕事に対して前向きな気持ちになれたのは、

リストラ対象者それぞれが、

仕事に対して真剣な想いを持っていたからかもしれない。

 

「リストラ」

今の時代はいつどこであるかわからない。

今は「リストラ請負業者」などというものは存在しないけれど、

そのうち「リストラのプロ」と言われる人たちが出てきて、

うまく話をまとめてくれるプロたちに

リストラを依頼する会社が出てくるかもしれない。

 

もし自分がそんなプロたちからリストラを言い渡されたら・・・

もし私がそういうことになったとしても、

働くということには前向きでいたいと思う。

そんなことがあったとしても、

自分らしくかっこよくいたい。

 

 

久しぶりの小説。

登場人物の想いを想像しながら読むことができる小説。

読み終わった後、いろいろな想いがわきますね。