いつも心に太陽を~自分が自分でいるために~

自分が自分らしくいられるためにしていることを綴っています

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悩める店長へ!!元気を贈る39の質問

 悩みながらも前を向いて進もうとする店長に涙

今日の読書日記はこの本。

 

悩める店長へ!!元気を贈る39の質問

兼重 日奈子

悩める店長へ!!元気を贈る39の質問 (Human Business Novel)

 

ねぎらい」の大切さを教えてくれる兼重日奈子さんの新刊が

5月下旬に発売されますが、

考えてみたら私は日奈子さんの本は1冊しか読んでいませんでした。

店舗再生のために全国のショップを飛び回っているということは

以前から聞いていましたが、

具体的にどんなことをされているのかはほとんど知らなかったため

新しい本を読む前にこの本を読むことにしました。

 

この本には、アパレルショップの店長である若い3人の女性が登場します。

その3人が通うカフェバーがあり、

そのカフェバーで自分たちのお店の悩みを打ち明けるのですが、

バーの店長がナイスな質問を投げかけることによって

彼女たちは悩みながらも自分の答えを見つけていくのです。

 

自分がされて嬉しいことがわからない

この本はアパレルショップのことが題材になっていますが、

どこの会社や組織でも同じことが言えると思いながら読みました。

その1例として、

「自分がされて嬉しいことがわからない」

という部分がありました。

私も日々、お客様対応をする仕事をしているのですが、

(私の場合は電話での対応ですが)

「お客様の喜ぶことをしよう」と言っても、

それが具体的に何か?が浮かばないメンバーが多い気がします。

 

そういう場面にあうたびに、

「どうしてなんだろうか?」と疑問に思っていたのですが、

この部分を読んでなるほどと思いました。

今「自分がされて嬉しいこと」って言ってもピンとこない子も多いんだ。

いや、なかには

人から何かされることが当たり前になってて

感謝できなくなってたりしてね。

そういう子たちにサービスを教えていくには、

どうしたらいいんだろうって。

で、出した答えが、徹底的に「喜びを体験してもらおう」ってことだった。

自分がされて嬉しいことがわからない・・・

ちょっと衝撃でしたが、今までこのことには気づきませんでした。

どこにいってもみんな優しく親切にしてくれて、

きれいなこと、便利なことが当たり前になっている日本。

何が嬉しいか、何が感謝すべきことなのかも

わからなくなってしまっているんですね。

「喜びを体験してもらう」ことをお互いに考えてみる、

「隣のXXさんが喜んでくれることはなんですか?」

そんな質問をチーム内でやる必要があると思いました。

 

 

成長にはそれぞれのスピードがある

「どんな上司の下で働きたいですか?」

この質問も結構痛かったです。

私の成長を

一緒に喜んでくれる人、

待ってくれる人、

理解してくれる人、

できなかったことはその行動を指摘してくれる人。

私の答えはこんな感じでしたが、

さて・・・私が後輩を育てるときにはどうなんでしょうか・・・

とにかく効率的で正確にできることを

最優先にしてしまっているのではないだろうか。

その人にはその人のスピードがあることを気にしているだろうか?

この質問は、繰り返し自分に問いたいと思いました。

 

まとめ

この本を読みながら、たまに立ち寄るショップのスタッフの方々の

顔が思い浮かびました。最近、どこのショップに行っても、

すごく気持ちよく対応してくれるし、過剰な営業もありません。

仕事帰りに疲れて立ち寄ったお店で、

笑顔で話しかけてくれるスタッフの方に、

どれだけ癒されたかわかりません。

 

ショップの入れ替わりはとても激しく、

突然閉店してしまうお店も少なくありません。

閉店した後、あのスタッフの方はどうしているんだろうか・・・

と思うこともたまにあります。

 

 

もしお店がなくなっても、

スタッフの方が次のお店でも笑顔でいられるために

自分ができることが何か。

そこで買った洋服で、自分にどんないいことがあったか、

どんな気持ちでその洋服をいつも着ているか、

買った後またそのお店に立ち寄って、

小さなことでもいいから嬉しかったことをお伝えすること、

それが自分にできることなのかなと思います。

 

ゴールデンウィーク、みんなが休んでいる中、

笑顔で働いてくれている皆さんに本当に感謝です。