いつも心に太陽を~自分が自分でいるために~

自分が自分らしくいられるためにしていることを綴っています

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書くことは伝えたい強い気持ちがあるから ‐ あなたの話はなぜ「通じない」のか ‐

そうです、いつも気持ちが通じないのはなぜ?

今日の読書日記はこの本です。

 

あなたの話はなぜ「通じない」のか

山田ズーニー

あなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫)

 

先日久しぶりに、1時間ほど本屋でいろいろな本を見ていた時に

このシンプルな表紙と、シンプルなタイトルに魅かれ買った本。

「なぜ通じないの?」

これは私の課題。

私は伝えようとしている、相手のことも考えている、

なのにそれが伝わらず、先日も大失敗をした。

でも、なぜなのか・・・というところがわからずいた時に

この本に出会いました。

 

作者はどんな人?

山田ズーニー」さん。

どんな方か知らずに読み始めて、

文章の書き方から「男性だ」と思い込んでいました。

なぜそう思ったのかというと、

言葉の力強さ、気持ちの強さ、伝えたい気持ちの強さ

そんなことから「男性だ」と思い込んでしまいました。

 

本の冒頭に書いてあったご本人のエピソード。

ある交渉をした時に、どうしてもその交渉に「結果」を得たかったため、

途中から自分の気持ちと180度違う言葉を巧みに操り、

最後は相手からの「Yes」を勝ち取ったそうです。

でも、翌日から仕事について全く興味を持てなくなった。

そこでズーニーさんは目指すのは結果ではないと思われたそうです。

自分の想いで人と通じ合う、それが私のコミュニケーションのゴールだ。

そう、その通りだと思いました。

 

自分の気持ちを伝えたい、そしてわかって欲しい、

そんな気持ちがあるからこそもがいたり苦しんだりしながらも

何とか言葉にしようとする。

でも、言葉ってなかなかうまく自分の想いを形にしてくれず、

伝わらないことが多い。

相手を傷つけるつもりがなくても傷つけてしまったり、

追いつめてしまったり。

また自分自身についても、

思っていることと逆のことを言って自分の思う道とは違う道に

知らず知らずに進んでしまったり。

 

ズーニーさんは、人と人とのコミュニケーションにおいての

一番大切なことを冒頭で伝えてくれていると感じました。

 

どうすれば伝わるのか?

第2章からは、伝え方のノウハウについて、

順を追って書かれています。

信頼されるには? → 正論を言うと孤立するには? → 共感の方法 → 信頼の条件

 

自分の想いを伝えるために、どんな風に文章を書いていくか、

そもそも自分の想いを理解するにはどうすればいいか?

その具体的な方法から始まり、

「でも正論言うと受け入れられないよね、それってどうして?」

それは正論を言うとき、自分の目線は相手より高くなっているということ、

等。

読み進めるたびにそうだそうだと納得できることばかり書いてあり、

まずはひとつやってみようという前向きな気持ちにさせてくれました。

 

ズーニーさんについてネットで探していたら

週に1度コラムのようなものを書かれていて、

その内容がまたすごくわかりやすく納得できるもので、

私はここ2日間、そのコラムを読み込んでいます。

 

たくさん悩み、たくさん書いたからこそ書けるんだろうと思いますが、

私も少しでも近づきたい、こんな文章を書きたい、

そんな風に強く感じた1冊でした。