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思わず読んでしまう文章を作るのは楽じゃない - 名作コピーに学ぶ読ませる文書の書き方 -

思わず読んでしまう文章を作るのは楽じゃない

今日の読書日記はこの本です。

 

名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方

鈴木 康之

 

名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方 (日経ビジネス文庫)

 

ぼーっと電車に乗っている時はっとさせられる言葉とか、

ふと目にした看板の短い言葉は、

人にエネルギーをチャージする力を持っていると思う。

 

例えば先週も駅でこんな広告を見た。

たった20文字なのに目を止めた言葉。

「そうだ、いつからだってスタートすればそこが春だ」

と勇気をもらえた言葉。朝から元気になった。

 

これまで私は見る側・読む側にいたけれど、

自分で読書会を開いたり、

こうしてBlogを書くようになって、

「自分もパワーのある言葉を書きたい」と思うようになった。

 

しかし・・・

そんな言葉を絞り出すのは楽ではないということを

最近身をもって感じている。

 

「名作」をひたすら読み、そして考える

このタイトル通り、この本には「名作コピー」が約30書かれていて、

贅沢なことにそういった名作を連続して読むことができ、

そして何が名作なのかを著者の鈴木さんが解説してくれている。

 

「いい文章を書くにはいい文章を読みなさい」

と言われるけど、

私は自分自身で「いい文章」ということを定義できていない。

 

最近は、本を定期的に本を読むようになったので、

「こういう表現はわかりやすい」とか

「これは誰でも言っていることだよね」とか

それくらいのことはわかるようになった。

でも「いい文章の定義」はまだできていないので、

いい文章を選んで読むのは難しい。

 

でもこの本はコピーライターが選ぶ「名作コピー集(解説付き)」

なので、探す手間なく「いい文章」を読むことができる。

 

しかし、読むだけではだめ。

「読んで考えること」

この本にも書いてあったけれど、

手っ取り早くいいものを作りたいと思うから

「ノウハウだけください」って言ってしまいたいけれど、

やっぱりそれはNG。

自分の伝えたいことは何かを考えて、

自分の中にある言葉を絞り出して、

そして文章を作ることが大切。

 

文章を書く意味

Blogを始める前の自分は、

「文章は自分の言いたいことを書く」

ためのものだと思っていた。

 

Blogを始めてからは、

「読んでくれる人が元気になる文章を書く、

読みたい人に読んでもらいたい」

と思っていた。

 

でもこの1~2週間で思っているのは、

「読みたいと思い、読まれる文章を書く、

そして共感してもらいたい」

と思っている。

 

そういう文章を書くのは、

考えるし時間もかかるけれど、

そうして書いた文章が自分の中にも読んでくれた人にも

残っていく言葉なのではないかと思う。