いつも心に太陽を~自分が自分でいるために~

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会社は1つじゃないよね ‐ ちょっと今から仕事やめてくる ‐

シンプルなストーリーだけど沁みる

日帰りバス旅行の中で読みきれてしまったこの本。

ちょっと今から仕事やめてくる 北川 恵海

 

ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)

 

シンプルなストーリーだけど、心に沁みた・・・途中ほろりときてしまうところもあったりして。この本のタイトル「ちょっと今から仕事やめてくる」ってすごく直球だと思いませんか?。あー、こんな風に言ってみたい。

 

仕事と会社の関係

仕事はしないと生きていけない。だから会社に行くのは当たり前。上司や先輩から指示されたことはできて当たり前。上司の言うことは聞くのが当たり前・・・毎日同じ会社に行って、同じメンバーと顔を合わせて同じような仕事をやっていると、自分でも気づかないうちに視野が狭くなって、「おかしいんじゃないか?」と思うことすらなくなる。この本はすごくシンプルなストーリーだけど、「おかしいんじゃないか?」っていう気付きをくれる本だと思う。

 

自分の人生は誰のため?

この本は少し前に映画にもなったし、しばらく本屋さんの平台にもあったと思う。でも今なぜこの本を読みたかったかというと、それはもちろん

「ちょっと今から仕事やめてくる!!」

って言いたい気分だったから。稼ぐためには仕事をしなきゃいけない、だから今いる場所で頑張らないといけない、前半にも書いたように人は同じ場所・同じルーチンを繰り返していると、おかしいことに対して疑問も持たないし、変えようともしなくなる。でも、自分人生って誰のため?って考えるとそれは会社のためでも上司のためでもなく、

半分は自分のため、半分は大切に思ってくれている人たちのため

にあるのだと思う。嫌なことがあっても、慣れた場所を離れるのは寂しいし、その先新しい仕事が見つかるかも不安だし、だから多少嫌なことは我慢してしまう・・・という思考と行動に陥りがちだけど、そうすることで心が壊れてしまったらもったいない。

お金は必要、でも元気であればなんでもできるのだから、心や身体から悲鳴が聞こえたら、やっぱりその場は逃げるべき。一番悲しいのは、何に対しても「意欲」がなくなってしまい、何をしても「楽しくなくなる」ということ。私はそういう経験をしたから、もう二度とそうはなりたくないと思っているし、そういう人たちも増やしたくない。一歩外に出て、普段一緒にいる人たちとは違う人と一緒にいることで、視点が変わり考え方も変わるということを忘れないで欲しい(自分も含めて)と思う。

 

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