読書日記「「いい質問」が人を動かす 」
2017年読書日記
その13
「いい質問」が人を動かす
谷原 誠
質問は人を誘導する?
最近質問の本がいろいろと出ていますが、
この本の著者は「弁護士」さんということで、
なかなか過激な切り口で質問のことが説明されていました。
本の前半、いろいろな質問の種類が説明されていましたが、
第3章 その気にさせる「いい質問」の中では、
質問を使って
- どうやって決断させるか
- どうやって承諾させるか
- どうやって買わせるか
などが書かれていました。
もしかしたら、気づかないうちに自分の思わぬ方向に話を
うまーく話を進められていること、あったかもしれません。
押してダメなら
「議論を制するいい質問」という章もありました。
人を誘導してその気にさせてOKさせるというのは
ちょっと賛成できませんでしたが、
議論の時に質問を使うのはありかなと思いました。
私は今まで議論と言えば、
「どうすれば自分の意見を押し通せるか」ということばかり
考えていましたが、
人を説得する時には「押す」だけではなく、
「投げかけること」で議論を有利な方向に進めることができるのかもしれない
というのは新しい気づきでした。
自分に問う前向き質問
「前向き質問」については、去年本を読んだし、
読書会に参加して話もしました。
あることについて悩んだとき、
そこで自分に対して前向きな質問を問えるか
後ろ向きな問いしかできないかで、
道はどんどん違う方向に進んでいく。
もし後ろ向きな質問をしてしまった時でも、
ちょっと立ち止まって気づける余裕が欲しいなと思いました。
そして、目標達成のためには「やり抜く」ことが必要だけれど、
あまり自分に質問しつづけて、
結果として自分が折れることがないように注意したいと思いました。