人口オーナス期とワークライフバランス
人口オーナス期とは
昨日ワークライフバランスの勉強会に参加して、
「自分のありたい姿であるために
どのように時間を使っていくか」
ということを書きました。
しかし、実はそういった理想を考えるよりもっと切実に
ワークライフバランスを考えなければいけない理由がある
ということも昨日の勉強会で聞きました。
「人口オーナス期」という言葉、
私も昨日初めて聞いたのですが、
オーナス(onus)とは、重荷・負担
という意味ということなのですが、
人口オーナス期とは、
- 少子高齢化が進む
- 人口に占める働ける人の割合が減る
- バリバリと働ける年代の人口が減る
という状態のことだそうです。
まさに、今の日本がこうなってきている
ということなのです。
何が売れるか?
この人口オーナス期の逆の状態が「人口ボーナス期」というそうです。
人口ボーナス期とは、以前の日本。
たくさん作れ、作れば売れるぞという状態。
私たちが子供の頃はそういった状態だったと思います。
でも今は、物やサービスは飽和状態になっているし、
作れば売れる時代ではないわけです。
では今は何が売れるのか?と考えると、
自分にとって本当に価値あるもの
なのではないかと思います。
価値あるものを売るとしたら、
アイデア・工夫が必要になってくる。
アイデアや工夫は、
「長時間働けばいいものが出てくる」というわけではないのでは
ないでしょうか。
仕事以外にもやらなければならないことがある
高齢化が進むと考えなければならないのが「親の介護」。
私の周りでも、介護のために会社を遅刻・早退したり、
やむなく離職した男性がいらっしゃいます。
これまでは、「女性が育児のため」に仕事とプライベートを
両立させるというのが一般的でしたが、
今後は男性も「親の介護」で仕事の調整をすることが必須になってくるのです。
誰でもが意識しなければならないワークライフバランス
- 価値あるものを作って売る
- 親を介護しなければならない
この2つのキーワードだけ考えても
ワークライフバランスは必須となってくるわけです。
ワークライフバランスを進めようとする場合は、
自分たちだけではなく、
周りも一緒にやって欲しい、
他の会社もやっていたら取り入れやすい
とおっしゃられている方が多いようです。
今の日本の状況をよく知って、
みんなでワークライフバランスについて
早急に考えていかなければならないと思います。