その一瞬の判断は正しいか?
直感はありか、なしか?
先日「選択の科学」という本を読み、
こんなしつもんが浮かびました。
「あなたはどうしても決められない時、
何を頼りに最終決定をしますか?」
私の答えは
「直感」
自分で答えておきながら
「直感っていい加減じゃない?」
と思ったのですが、
その「直感」についても「選択の科学」に書かれていて、
さらに「直感」について書かれた本がある
と書いてあったので早速読んでみました。
第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい
マルコム・グラッドウェル
そもそも直感ってなにか?
直感っていったい何なのか?
最初の章でこんなことが書かれていました。
さまざまな状況や行動パターンを、
ごく断片的な観察から読み取って、
瞬間的かつ無意識のうちに認識する能力のこと
これはどういうことか。
例えば相手の行動を1コマ1コマ細切れにし、
その1コマについて
- 「怒っている」
- 「呆れている」
- 「喜んでいる」
- 「悲しんでいる」
というふうに認識しているということだそうです。
このように認識していくと
人の行動は膨大な情報になるため、
どうでもいい情報は捨てて
大切な情報に集中し判断する
これが人間の「直感」だそうです。
こういったことを無意識にしている
人間の頭はすごいです。
直感を信じてはいけないときがある
初めて会った人をどんな人と判断するか?
これも直感で決めていることが多いと思います。
ここで働く直感、人に対するイメージは、
かなりの偏りがあるそうです。
- 住んでいる国
- 肌の色
- 体型
- 着ている洋服
その人がどういう人かを決める時、
こういうことって関係ないはずなのに、
人は潜在意識にあるキーワードで人を判断しているとのこと。
これはどういうことを意味するのかというと
間違った見方をしている
ということだと思います。
- お店に入ってきたあの人は買ってくれない
- この人はきっとこの仕事はできない
それは本当に正しい判断か?
疑うことも必要だと思いました。
得意なことは研ぎ澄まされる
人は自分の得意なこと、
いつも気にかけていることに関しては、
経験と情熱で第一印象の質を高めていける
そうです。
ということは、好きなことについては
自分の直感を信じていい、
でも苦手なこと、興味のない判断をする時は
ちょっと自分を疑った方がいいのかもしれないと思いました。
コミュニケーションで大切なこと
人と話すときにも、
無意識に直感を働かせているそうです。
本当はどう思っているか?
これをできるだけ正しく判断するためには
相手の表情をしっかり見ること
だそうです。
人の顔は、様々な表情がある。
その表情をよーく見てみると、
「心が読める」
ようになるようです。
まとめ
自分が考えている以上に、
日常のあらゆるところで人は直感で判断しているんだと
思いました。
- 直感に頼っていい時
- 頼らない方がいい時
があると知りました。
この判断でよかった!!
と自分が納得できる判断ができることが
心の健康にも繋がっていくのかなと思いました。
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