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自分の価値をどこで売るか? 「マーケット感覚を身につけよう ちきりん」

これから自分をどう売り出すか?

読書日記、今日はこの本です。

 

マーケット感覚を身につけよう

これから何が売れるのか?わかる人になる5つの方法

ちきりん

マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法

 

この本、2015年に発売されたものですが、

今でも人気で図書館で予約すること2か月半・・・

やっと読むことができました。

でも、待ってでも読んだかいがありました。

 

この本のタイトルを見た時に、

「どんな商品が売れるのか?」

というテーマについて書かれた本だと思っていましたが、

私の受け取り方はちょっと違っていました。

私がこの本にサブタイトルを付けるとしたら、

「これから自分をどう売り出すか?」

です。

 

 

変化が早い、人生長い

LIFT SHIFTの影響か、

最近は「長い人生をどう生きるか?」

ということがいろいろな場所で言われていますし、

セミナーや勉強会も開かれています。

 

もし100まで生きるとしたら

「老後は年金暮らし」

という考えでは生きていけないよね。。。

ということは何となくみんな気づいてきていること。

でも、じゃあ年齢と共に衰えていく自分が

どうやって生きていけばいいのか、

どんなところで働いていけるのか、

多くの方が不安に思っているのではないでしょうか。

 

こういう不安を持っているのは、

私くらいの年齢の方だけではないかもしれませんね。

「終身雇用」が期待できないこの時代、

若い人たちも不安に思われている方はいらっしゃるかもしれません。

 

でもちきりんはこの本で、

「マーケットを知れば

必ずどんな人でも自分を売り出せる場所がある、

だからマーケット感覚を身につけることが大切」

と言っています。

 

ちきりんが言うマーケット感覚とは、

ある事柄を、想像力豊かに思い浮べ、

まったく別のタイプの競合に気づくこと

そして、もう1つ

その市場で取引されている価値が何なのか、

感覚的に理解できる能力のこと

と書かれています。

 

具体的にいうと、例えばこんな話。

学校や職場に毎日通っている人は

「毎日、誰かと話をする」ことの価値を、

なかなか認識できません。

しかし、もし「毎日15分、とりとめのない話をすること」

が市場で取引されるようになれば、

1人暮らしの高齢者がお金を払って、

その価値を購入するかもしれません。

誰かと話すのが当たり前と決めつけてしまっていると、

話せないことに寂しさを感じている

高齢者のイメージはつかないのかもしれません。

 

すでにサービスとして存在する

不良品片づけ有料サービスも、

自分の当たり前を手放してイメージした結果

生まれたサービスなのかもしれません。

 

「誰にどんな価値があるか想像すること」

これができれば、

日常の小さなことだってサービスや商品にできるんだ

と思いました。

 

 

マーケット感覚を鍛える練習

この本では5つの「マーケット感覚を鍛える方法」が書かれていて、

どれもやってみる価値がありそうなものばかりでした。

でも私がまず最初にやりたいのは、

プライシング(自分基準で値段をつける)をしてみる

ということ。

考えてみれば世の中には

高くても売れているものはあります。

安くても売れないものもあります。

自分が買ったものも、

安いものがよかったか?と考えると

決してそうとうは言いきれません。

(特にバーゲンで衝動買いしてしまったものとか)

逆に少し背伸びをしてでも買ったものの方が大切にしていたり

長く持っていたりするものです。

 

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自分で自分の価値基準を持つことができれば、

自分という人間が作りだすものが

どこで売れるかもわかってくる

とういのがちきりんの意見です。

 

確かにその通りだと思います。

日本では値段交渉をすることがほとんどないので、

プライシングする感覚って私もほぼ持っていないと思います。

ももしこのプライシングの意識を高めていくと、

「えー、これにこんなにお金を払っているのか・・・」

というものが世の中には結構多いような気がします。

 

 

常識を変えたおばあちゃんたち

徳島県上勝町の「葉っぱビジネス」はかなり有名ですが、

おばあちゃんたちは最近パソコンとタブレットを使いこなし

我先に!!と受注を取ろうと必死になっているそうです。

 

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ここに至るまでに、ビジネスを立ち上げた方は

とっても苦労されたと思うのですが、

決して諦めず、

あらゆる想像をし、

試して失敗する

これを続けたからこそ今があるんだと思います。

 

40歳を過ぎた私も、

「どうせ私なんて」

って思うのではなく、

今日までにやってきたことがどんな人たちに役立つのか、

どんなことがビジネスになるのか、

いろいろな方向や角度から考えてみようと思わせてくれた

ちきりんの本でした。