一歩づつ
最近の私の楽しみは、週末のボルダリング。
足元が安定せず、
自分の力だけを頼りに壁に上るスポーツ。
高さに恐怖を感じたり、
自分の身体の限界を感じたり、
何度繰り返してもゴールにたどり着けず
いらいらとしたり…
でも、ゴールにたどり着いた喜びは
何とも言えない感覚、
子供の頃に自転車に乗れたあの喜びが沸いてきます。
初めてから3ヶ月。
ほんの少しだけ、身体の使い方がわかってきて、
のぼれるコースも増えてきた。
インストラクターさんによると、
大人になると「ここに力を入れて」と言われても、
その部分だけに力をいれることができず、
全身に力が入ってしまうそうです。
壁を楽にのぼるためには、
力をいれるところ、抜くところを
使い分けることなんだとか。
腕の力は緩めて、足は力強く踏み込む
と言われたときに、
全身にガチガチに力が入っていた私。
でも少しづつ意識するだけで、
身体が反応するようになってきたのがわかり、
のぼれるようになったコースも増えました。
この意識の持ち方は、普段でも同じだと思います。
いつも全力で走っていたら、
当然息切れして長く続けることはできません。
力の入れ方を切り替えていくこと、
これは結構重要なことだと思います。
40を過ぎてから、
こんな風に自分と向き合えるスポーツに出会えてよかったなと思います。
まだまだ先は長いので、
ゆっくりでも一歩づつ、
のぼれる壁を増やしていきたいと思います。