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譲れないことありますか? - MISSION -

譲れないことありますか?

先週の土曜日、久しぶりに読書会を開催しました。今日は、その時に出会った本をご紹介。

 

MISSION

スターバックスCEOが教える働く理由

岩田松雄

ミッション 元スターバックスCEOが教える働く理由

久しぶりに「会社ってなんだ?働くってなんだ?」を考えさせられる本だった。

 

この本を読み始めて思い出したのは、会社員時代に読み漁った「チームってどうすればよくなるんだろう?」ということのヒントをもらえそうな会社の本のこと。リッツカールトンとか、星野リゾートとか、新幹線お掃除のテッセイとか。とにかくこういった会社は上の人たちは「これをやるんだ!」という意識が高い、そしてその前に「働く人たちを大切にする」ってことを徹底してやっている。まずはその部分の満足度を上げてから、ミッションに取り組んでもらっている。

今回読んだ、MISSIONは、ボディーショップの社長そしてスタバのCEOをされていた岩田さんがその二つの会社でどんなことをしてきたか、どんな思いで仕事をしてきたかということが書かれている本だが、やはりここでも「社員を大切にする」ということが第一だと書かれている。

お客様と直接顔を合わせるお仕事って、うわべだけ「ありがとうございました~」って言っても、相手はその言葉の後ろにあるスタッフの想いってすぐに見抜く。お客様に直接商品を売る、お金を頂き商品を手渡す。そこで発する「ありがとうございました」という言葉は、そのスタッフが心からその商品を愛し、そして買ってくださったお客様がその商品を使って笑顔になってくれることまで想像できないと、本当の意味での「ありがとうございました」は発することができないだろう。

スタバやボディーショップの様に、小さな店舗が全国にあり、働き方の違う(正社員tかアルバイトとか)多くのスタッフがいる会社において、すべてのスタッフがこういった思いで仕事ができるようにする「社長」っていうのは、社長自身の「軸」ができていなければ、絶対にできないことだと思う。

 

社長が「譲れないこと」これがこの本のタイトルにもなっている「MISSION」。著者の岩田さんの言葉では、「MISIION」とは「そもそもなんのために働いているのか?」となっているが、これは私からすると「働くに際して、自分が譲れないこと」だと思っている。もちろんそこは、「お金」や「肩書」といったことを抜きにしたこと。

一流かどうかは、ミッションを持ち、その実現に真摯に取り組んでいるかどうかで決まります。

序章でのこの言葉、結構響いた。

MISIION・・・

一体なんだろう。自分はなんのために会社員を辞めて今の仕事を始めたのか。会社員を辞めて、フリーでやっていきたかったからと思っていたけど、たぶん違う。やっぱり自分は人の心の本当の思いを引き出したい。本当の思いを言葉にできたら、それこそその人自身の「MISSION」をみつけることができると思うから。

岩田さんの言葉をお借りすると、MISSIONは経験を重ね、新しい発見をもとにしてバージョンアップしていけばいいらしい。

自分はなぜ働くのか?

自分はどう生きるのか?

こういったことを言葉にするのはちょっと恥ずかしい気もするけど、でも言葉にすることで行動していけるだと思う。

 

なんだか久しぶりに「根本」を考えさせられる本で、あっという間に読んでしまった。

読書会に参加してくださったAさん、ご紹介頂きありがとうございました!