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たとえ話がわかりやすい - マインドフルな毎日へと導く108つの小話 -

たとえ話でわかりやすく説明

今日の読書日記はこの本です。

 

マインドフルな毎日へと導く108つの小話

アジャン・ブラム

マインドフルな毎日へと導く108つの小話

 

マインドフルに生きるとは、

今この瞬間に集中し、現実をあるがままに受け止めること。

・・・と言われても、実際にはどんな心がけを持って

生活すればいいのかはなかなかわからない。

この本は人生におけるテーマを10に分け、

そのテーマに沿った「小話」が書かれている。

 

私が一番いいなと思ったテーマは

自分が日々テーマにしている「幸せを作る」の章。

この章の最初に書かれていた幸せの定義は、

現代社会では理想を高く持ちそこに向かって

遭進する姿が推奨されるが、

幸せに生きるためには、

そんな理想追及型の生き方よりも、

高望みをせず現状に満足する方が

適していることがこの分野の研究では示されている。

ということだった。

「現状に満足する」

これは簡単そうで難しい。

それは、満足する前に気づいてしまうのが、

イライラやストレスだからなのではないか?

 

第42話の「トラック一杯の糞」の話は、

自分が望んで起こるものではないイライラやストレスを

家の前に置かれたトラック一杯分の糞に例えて書かれている。

 

家の前に置かれた大量の糞は、

  • 自分には責任がない
  • そこから逃れることはできない
  • とても我慢できるようなものではない

というもの。

この糞の対処法は、

「糞をどこに行くにも持ち運ぶこと」

服のポケットやカバンに入れて持ち運ぶ。

そうすると人、当たり前だが人は寄りつかなくなる。

親友も離れていく。

 

もうひとつの対処法は、

「手押し車で裏庭に運び、庭に埋める」

問題について、文句を言い続けるのではなく、

問題を解決するために行動する。

時間がかかるかもしれないけれど、

いつかその糞は全てなくなり、

そして庭には色鮮やかな花が咲き乱れる。

 

著者は、「糞を埋める」ことを、

人生のうえで起こる「ネガティブなこと」を受け入れる

という例えで使っている。

ネガティブなことに捕らわれ、

日々それを持って動いているのと、

解決のために行動する、

二つの対応にはどう違いが出るかということを

例えたお話がこの「トラック一杯の糞」のお話しだった。

 

この小話以外にもわかりやすくたとえられているお話しが

たくさん書かれていて。

難しいことを簡単に書くことで、

人はそのことを自分のものにできると思った。

 

「今その瞬間を大切に生きる」

情報が溢れている今、

何かと時間に追われている今は、

「今この瞬間」

を感じるのもなかなか難しい。

でも日々の中で、

この本に書かれていることを1つでも実践できれば、

少しづつでも心穏やかに過ごせるようになるのかな・・・

ということを感じた1冊でした。